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進撃の巨人 9〜12巻 あらすじと未解明の謎・伏線と28巻までの内容を踏まえた考察【ネタバレ注意】

2020年2月16日

仲間の裏切りを受け、エレンは復讐を誓う

進撃の巨人 Season3 第2期のアニメが始まり、原作を始めから読み返していますが、最初から人物描写がぶれていないことに驚きました。
エレンなんて、途中で自分の存在意義に疑問を持ちヘタレになってしまったので、今の目的のためなら手段を選ばないエレンに違和感を感じますが、1巻から読み返してみると、物語の前半のエレンは、確かにそんなキャラクターでした。

「第12巻 第45話 追う者」で、ミカサとアルミン、ハンネスさんは、こんな会話をしています。

「ねぇ…アルミン … 何で… エレンはいつも 私達から遠くへ行くんだろう」

「…そういえばそうだね エレンは昔っから 一人で突っ走っていくんだ 僕らを置いて」
「本人が望むにしろ望まないにしろ… いつもそうだ」
「きっとそういう星の下に生まれついたんだよ …エレンは」

「まあいつものことじゃねぇか」
「あのワルガキの起こす面倒の世話をするのは 昔っからお前らの役目だろ?」
「相手が誰であろうと手こずらせ続ける 俺やお前らが来るまでな」
「エレンはいつもそうだろ?」

謎の解明、伏線回収も着々と進んでいて、このまま鋼の錬金術師のように綺麗にまとまってくれることを期待します。

なお、28巻までを考慮に入れた考察となっていますので、未読の方はご注意ください。

進撃の巨人 9〜12巻のあらすじ

アニメ第2期の範囲、9〜12巻のあらすじです。

【第9巻あらすじ】
コニーの故郷は巨人により壊滅状態となり、自宅には巨人が仰向けに寝ていました。
が、不思議なことに、その巨人の手足は自力で歩行できないほど細いものでした。
一方、調査兵団は壁に開けられた穴を探しますが、見つけられませんでした。
一行はウトガルド城で夜を明かすことにしましたが、夜は活動できないはずの巨人達に囲まれてしまいます。
その中には、巨人を操りミケを殺害した獣の巨人もいました。

【第10巻あらすじ】
辛くも夜を乗り切った104期生ですが、避難していた塔を巨人達に壊されそうになります。
絶体絶命の危機を救ったのは、ユミルでした。ユミルも知性巨人だったのです。
一旦は壁上に退避した104期生ですが、ライナーとベルトルトが自分たちこそが5年前壁を破壊した巨人であるとカミングアウトし、エレンを連れ去ろうとします。

【第11巻あらすじ】
ライナーとベルトルトによりエレンとユミルは連れ去られてしまいました。
ハンジは、彼らの体力にも限界があり、巨大樹の森で夜まで休息を取っているのではと推測します。
エレン奪還のタイムリミットは、夜が訪れるまで。

【第12巻あらすじ】
日暮れ前に調査兵団は巨大樹の森へたどり着くことができました。
逃げるライナー達を追う調査兵団。
エルヴィン団長の腕を失いながらもエレンを取り戻しますが、巨人達に囲まれ、エレンとミカサは落馬してしまいます。
二人に近づく巨人は、5年前にエレンの母親を食べた巨人でした。
徒手空拳で巨人に対峙するエレン。
エレンの拳が巨人に当たった瞬間、電撃のような衝撃が知性巨人達に走り、エレンは巨人を操ります。
ライナー達の探している「座標」は、エレン自身でした。

解明されていない謎・伏線と考察

(1)ライナーとベルトルトの心情

謎や伏線ではないのですが、9巻〜10巻のライナーとベルトルトの心情を考察してみました。
壁外調査でアニがエレンの捕獲に失敗した直後、104期生は人里離れた建物に集められ、周りは武装した調査兵団に囲まれています。
この時点でライナーとベルトルトは、アルミンが女型の巨人の正体を割り出し、アニを捕獲しようとしていることは知りませんが、自分たちが疑われていることは察しています。
アニがいないのは、憲兵団所属だから召集できなかったのかもしれないと思いつつ、不安も感じていたことでしょう。
ライナーがコニーの抜け出しに加担しようとしたのは、”戦士”としてなのか、”同期”としてなのかは不明ですが、コニーと共に危険な南班に志願した時のライナーは、責任感にあふれた”兵士”のように見えますね。
ベルトルさんにも「お前はどうする?」「強いてるわけじゃない」と言っていますし。
一方のベルトルさんですが、『ライナーは兵士モードだけど、何れにせよ巨人が襲来した理由を探らなければならない。マーレが何らかの介入をしているのだろう。他の知性巨人が壁を壊したのか、ジークが人間を巨人化したどちらかであろうが、情報を得る必要がある』といったところでしょうか。

「第38話 ウトガルド城」でライナーは、壊滅した故郷を見て涙を流すコニーの肩に手を置きます。
その表情から、この時ライナーは”兵士”モードと推察されます。
一方のベルトルトはこの時、コニーの家にいた巨人や村の被害の様子から、ジークが関わっていることに気付いています。
壁は壊されたのではなく、巨人はジークが巨人化した人間であり、巨人の数も、村の規模からおおよその見当がつきます。

コニーの家にいた巨人がコニーに話しかけ、コニーはその巨人が母親に似ていることに気づきますが、ライナーはコニーの気をそらします。
その後、ウトガルド城でコニーがその話をした時も、ユミルが茶化してはぐらかしたことに礼を言っています。
この時のライナーも、仲間思いの”兵士”モードのように思えます。
「ニシン」の文字も読めませんでしたしね。
ウトガルド城に侵入した巨人に対峙した際も、自分の命を犠牲にしても、仲間を守ろうとしています。
直前にベルトルトに「俺たちの故郷に帰ろう」と言っていますが、この故郷は捏造の脳内故郷でしょう。
ここまでのライナーは、”兵士”として、本気で巨人の襲来に驚き、最善を尽くしているように思えます。
ベルトルトはどう行動したらよいか分からないまま、様子を見ているように思えます。

獣の巨人は壁の向こうへ行ってしまい、調査兵団は全滅し、自分たちは丸腰のまま塔に残されてしまいました。
巨人達により、塔は壊され始めています。
ライナーが兵士モードのため、ベルトルトは迷ったことでしょう。
日が昇ってきたので、巨人になって自分たちだけで逃げることも可能になりました。

しかし、その時、ユミルが巨人になったのです。
しかもその巨人は、5年前に共にパラディ島に潜入したマルセルを食った巨人でした。
多勢に無勢で、ユミル巨人は無垢の巨人達に喰われようとしています。
この時になっても、ライナーの指示がないので、ベルトルさんは決断できません。
巨人化して、ユミルを助けた方がいいのだろうか…?
ユミルを食い尽くした巨人は、次は自分たちに襲いかかることは確実ですので、どのみち巨人化しなければならないのですが、予想外の展開が続いたことで頭が整理できていなかったのでしょうか?
近くにいるクリスタに巨人が襲いかかろうとしても、咄嗟には動けませんでした。

駆けつけた調査兵団により窮地を脱し、壁上に逃れ、一息つきます。
ここでようやくベルトルトは、獣の巨人がパラディ島にいる今なら船も係留しており、故郷に帰れると気づきます。
「故郷だ! 帰ろう!」
「もう帰れるじゃないか」
その言葉で、ライナーも戦士モードに切り替わります。

アニのことは心配だけれど、顎の巨人と、失われた進撃の巨人を連れ帰り、マーレには知られていない立体機動装置などのパラディ島の情報を持ち帰れば、最悪殺されることはないだろう。
※この時点でライナーとベルトルトは、エレンが始祖の巨人も持っていることには気づいていません。

「第46話 開口」で、ライナーとベルトルトはエレンに断罪されます。
「大量殺人鬼だ!!」
「一丁前に人らしく悩んだりしてんじゃねえよ!!」
「この世界を地獄に変えたのはお前らなんだぞ!! わかってんのか 人殺しが!!」

彼ら二人の側から見ると、こんなところでしょうか。
故郷でエルディア人が迫害されているのは、始祖ユミルが巨人の力を手にし、かつて非道の限りを尽くしたため。
自分たちマーレのエルディア人は罪を悔い、収容区で慎ましく生活している。
にも関わらず迫害が続くのは、巨人対戦を起こし、パラディ島に逃げ込んだ壁内人類のせいでもある。
自分たちは祖先が犯した罪を償うため、志願してパラディ島に乗り込んだ。
その結果があんな悲惨なことになろうとは、正直思い至らなかったが。。。
しかし、パラディ島にエルディア人の一部が立てこもっている以上、エルディア人の償いは終わらない。
自分たちとしては、故郷の人たちのためにも何としても手柄を立て、世界に償いを示さなければならない。。。

…なんか、ジークが”民族の緩やかな安楽死”を目指すのも無理はない状況ですね。

(2)ユミルの過去は、本編に関係ある?

ユミルの過去が語られるのはもう少し先ですが、「12巻 第47話 子供達」では、ユミルが60年間無知性巨人として彷徨っていたことが語られます。
ユミルが巨人化された65年前といえば、ピクシス司令やザックレー総統、グリシャの両親が生まれたあたりでしょうか。
もしかしたらフクロウことエレン・クルーガーの両親や祖父母のエルディア復権派の活動と関わってくるのでしょうか?


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