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FIRE 最速で経済的自立を実現する方法

2020年3月15日

セミリタイアするのに最も大変なのはお金を貯めることではなく、世界の見方を変えること

FIREとはFinancial Independence(経済的自立)と Retire Early(早期リタイア)の頭文字。
お金の悩みから解放され、お金のために働く必要がなくなる状態を指しています。

著者のグラント・サバティエさんは、無職で通帳残高2.26ドルの状態から、わずか5年後には100万ドル、つまり日本円にして1億円を超える資産を築いた方です。
無職だったのが2010年、リーマンショックの株価下落から立ち直ったあたりです。
その後、アメリカの株価は右肩上がりだったわけですから、彼が運が良かったのは確かでしょう。
アメリカ株は、なんと平均7%のリターンなんだそうです。

ですが、日本に住んでいる私たちも、2010年当時にはできなかったアメリカ株を買うという選択もできますし、彼の歩んできた道筋をたどることは、決して無駄ではないでしょう。

インフレのある世界の恐怖

アメリカではインフレによって価格が平均して毎年2~4%上昇しているそうです。

日本ではデフレが当たり前の時代が長く、最近になってようやく物価が上がってきたという印象ですが、インフレの国では、お金の価値はどんどん下がってしまいます。
アメリカのミレニアル世代の平均年収は約3万6千ドルですが、インフレ率で調整すると、親世代が同年代の時に稼いでいた額の半分以下だとか!

そういえば、50年異常前の私の父親の初任給は7万円だったと聞きました。
今の日本の田舎の事務の初任給は14万円なんてザラですので、途中バブルがあったけれども、日本のインフレ率はそれほど高くなかったのでしょうね。

今後日本がインフレに進むのか、デフレに進むのか分かりませんが、政府はインフレを目指していますし、デフレになるにしても資産を増やせれば文句の出ようはずがありません。

私の勤務する会社でも、退職金に確定拠出年金を導入しました。
年利2%、しかも複利で退職金を計算しているそうです!

何も考えずに「定期預金に預けておけば安心♪」と思っていると、「あれ?こんなはずじゃなかったのに…」という未来が待っている可能性大です。

最速で経済的自由を実践する方法

1.目標となる数字を把握する

どんな日が自分にとって素晴らしいのか考えます。

・海外旅行
・友達や家族と会う日
・マンガや本をドサッと積んで、ひたすら読みまくる日
・ゲーム三昧な日
・新しいことを経験・体験する日
・投資で収益を得た日
・ブログから収益を得た日
・ブログ記事がうまく書けた日

海外旅行以外は安上がりな楽しみですね。

生活に必要なお金が少なければ少ないほど、リタイアに必要なお金も少なくなるのは自明のこと。

ここで、著者はとんでもないことを書いています。
若ければ若いほどリタイアするまでに貯蓄しておく必要のある金額が少なくなる。

いやいや、そんなわけないでしょ。
リタイア生活というものは、投資からの収入内で生活するか、資産を切り崩しながら生活するか、もしくはこれらを併用するかの三つに一つなんだから、どう考えても若者の方が少ないってことはあり得ないでしょ。

著者の言い分はこうです。
投資した金額から毎年3~4%の額を引き出しても、30年後には資産は3~4倍に増えているだろう。

何やら細かい表を出して説明していますが、私にはさっぱり分かりませんでした。
要は、アメリカなら可能、ということらしいですね。
アメリカ株の平均リターンは7%以上らしいので、リターン以下の金額の取り崩しなら、確かに資産は減らず、むしろ増えてきます。

でも、日本で7%以上のリターンは無理ゲーですし、アメリカ株に手を出しても、アメリカと日本で二重に税金が引かれるので、日本人はそこまでリターンが上がらないというジレンマ…

2.自分の全財産を明らかにする

自分の持っている全資産を明らかにします。
「全資産」とは、現金、預貯金、株、証券、不動産などのほか、売れる所持品の中で1万円以上の価値のあるものです。

私、これ、3年ほど前から毎月1回、計算しています。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』の著書の山田真哉さんの講演会で勧められて以来、続けています。
先日面談したファイナンシャルプランナーの方も、「資産が増える魔法のシート」と呼んでいましたが、本当にこれ、続けていると資産が増えるんです!

山田真哉さんの使い方は、「家計簿」としてでした。
先月よりも今月、資産額が増えていればよし、とする。
資産が増えるって、結局のところこれの繰り返しですよね。
続けていると、大きな出費があると数ヶ月資産が減少することもあるのですが、長期的に見ると資産は増えていっています。
今はコロナウイルスの影響で株価が下落し、しばらくは下落し続けるでしょうから私の資産も数年単位で減少するでしょうが、投資を続けれいれば、最終的には増えてくれることでしょう。

ところでこの方法でなぜ資産が増えるのか、考えてみました。
以前、レコーディングダイエットが流行りましたが、数字ではっきりと成果を見せられると気持ちいいんですよね。

資産が増えるのを見ると、無駄遣いをしようという気がなくなります。
例えば職場にコーヒーがあるのなら、わざわざコンビニでコーヒーを買わなくてもいいじゃないか、とか。

細かいことですが、コンビニコーヒーを20日間買わなければ、2,000円になります。
今や投資信託を100円から買える時代です。
適切な投資信託を買えば、将来的に価値は上がり、資産を増やしてくれるのです。

著者のサバティエ氏は、資産を確認し、銀行口座やクレジットカート口座を確認して不正な請求がないか、もらうべきお金をもらっているかを確かめ、お金をもっと稼げる方法がないか数分間考えることを毎日続けているそうです。
毎日そんな煩わしいことは私にはとてもできませんが、そこまでするからこそ、5年間で100万ドル、つまり1億円以上も貯めることができたんでしょうね。
逆に言えば、私もそこまでお金儲けに貪欲になれば、もっと稼ぐことができるのかもしれませんね。

3.収入を増やしながら、支出を減らそう

収入を増やしても、増えた分を使うのではなく、逆に支出を減らして浮いたお金を投資すれば、雪だるま式に資産は増える。
当たり前の公式です。

注意したいのは、いくら溜めているのかを測定する方法としては、円で考える場合と、%で考える場合があること。

例えば「老後2000万円問題」。

退職までに2000万円貯めようと思って、定年まで10年ならば、2000万円/10年=200万円/年。
毎年200万円貯めなければならないという計算になります。

ですが、年収5000万円の人の場合、毎年200万円ずつ10年間貯金をして、2000万円貯めて定年を迎えたところで、今まで5000万円ー200万円=4800万円使う生活をしていたならば、生活のグレードをかなり落とさなければ、2000万円など1年持たずに使い切ってしまう計算になります。

支出を可能な限り減らして貯蓄率をあげるスーパー・セーバーは、収入の70%以上を貯蓄しているのだとか!
年収5000万円の人が収入の70%を貯蓄すれば、年に3500万円貯めることができます。
お金をたくさん稼げば稼ぐほど、目標金額に早く到達でき、セミリタイアをすることが可能になるのです。

私も貯蓄率を計算してみました。

う~~~~ん。思っていたよりも低かったですね。。。
自分ではがんばって貯蓄していたつもりなんですが、月収に対する貯蓄率ではなく、ボーナスも含めた年収に対する貯蓄率ですからね。
体感よりも低い数字になってしまいました。
現実がわかったわけですから、締めるべきところは締めていきたいと思います。

4.物を買うときは、価格に見合う価値があるのか自問する

実質時給を計算してみましょう。

自分の時給を計算しよう、とは、自己啓発系の書籍で時々見かけるフレーズです。
しかし、サバティエ氏の言う「実質」時給とは、通勤時間や出勤してから就業時間が始まるまでの時間、仕事着の購入、出張、ストレス解消など、その仕事をしていなければ必要なかった時間を全て足し、年収で割った時給です。
年収の高い人でも、時給あたりでは最低賃金より低かった、ということもあり得そうな計算式ですね。
私の実質時給を計算してみたところ、最低賃金よりは高くて、ホッとしました。

この実質時給の額を出した上で、物を買うときには次の11の質問を自分に投げかけます。

11の質問の一部をご紹介します。

①これを買えるようになるには、いくら稼がなければならないのか?

稼いだお金をすべて自由に使える訳ではありません。
税金に社会保険料で、意外なほど私たちのお金は取られています。
例えば年収300万円の人は税金と社会保険料で約65万円、率にして約22%が、年収1000万円の人は約278万円、28%が引かれているのです。
逆に言えば300万円の車を買うには、税金と社会保険料を考慮して、390万円分稼がなければなりません。

②毎年、もしくは亡くなるまでに、これにかかる費用はいくらか?

500円のタバコを毎日1箱買うとすると、1年で18万2,500円、10年で182万5,000円、50年で912万5,000円にもなります。
二十歳から70歳まで50年間タバコを吸い続けた場合、年収以上の金額をタバコにつぎ込んでいることになります。

③そのお金は将来、どれくらいの価値になるのか?

例えば私の勤務する会社は、確定拠出年金で年利2%の利益を出す前提で退職金の計算をしています。
例えば②で示したタバコですが、禁煙してそのお金を年利2%で投資したとすると、50年後にはいくらになっているでしょう?
500円のタバコを1月30日分、15,000円を毎月投資し、2%で運用した場合、50年間で投資額900万円に対し、最終積み立て金額は約1,500万円にもなります!

老後2000万円問題が話題になりましたが、禁煙したお金を投資に回すだけで、これだけのお金を捻出することができるのです。

こうした11の質問を自分に投げかけることで、無駄な買い物をしなくなるそうです。

サバティエ氏が実際にセミリタイアに至った方法

さて、今まで本書の内容を自分の生活に当てはめて実践してきたのですが、これらの方法を実践したからと行って、サバティエ氏のように5年で1億円以上貯めてセミリタイアなど、よほどの高給取りでない限り無理でしょう。

では、実際にサバティエ氏はどうやってお金を稼ぎ、”FIRE”することができたのでしょうか?

…残念ながら本書にはその具体的な方法は書いてありません。
彼は本業の傍ら副業を行い、その後独立し、そこで稼いだお金を株式と不動産に投資し、財を成したようです。

彼の副業の内容は、
・ホームページの作成
・ドメイン名の転売
・デジタルマーケティングキャンペーンの運営
・SEO対策
・モペッドとキャンピングカーの転売
・コンサートチケットの販売
・隣人の猫の世話
などなど…

それらの副業の詳細については、本書では述べられていません。

稼いだお金は株式に投資しています。
サバティエ氏が投資を始めた2010年以降のアメリカは、リーマンショックから立ち直り、株価が右肩上がりの時期でした。
税引後の利率はなんと7%!
日本では考えられませんね。

ただ、今現在、新型コロナウイルスの影響で、世界中の株価がとんでもないことになっています。
サバティエ氏は今は様々な事業を行なっており、株式だけに依存していないので乗り切れるでしょうが、彼に続いてセミリタイアに突入した”FIRE”の方々が、世界同時株安を受けてどのような状態になっているのか興味深いところです。

『金持ち父さん貧乏父さん』のロバート・キヨサキもそうですが、アメリカでは不動産投資が盛んです。
サバティエ氏も恐らくは最終的に不動産投資で巨万の富を得たのではないかと見受けられます。
不動産投資については色々と説明が書いてあるのですが、残念ながらアメリカと日本では法律体系も、不動産事情も全く異なるので、参考にはなりませんでした。

ということで、残念ながら本書は種銭を作るところまでは参考になるのですが、「今以上に収入を得る」部分は、あまり参考になりませんでした。
もっとも、「稼ぐ」部分においては他人のトレースをしたところで稼げるはずもなく、自らの頭で考えるべきなのでしょうが。

結局のところ無駄遣いをなくし、副業をし、余剰資金を積極的に投資する。
これが王道なのでしょうね。


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