西洋骨董洋菓子店はBLかブロマンスか
BLがいけるかどうかののリトマス試験紙的マンガ
BLが「やおい」と呼ばれている時代から、苦手でした。
ちらっと読んだこともあるのですが、なぜわざわざそういう設定にするのか、理解できなかったというのもあります。
あれからウン十年経ち、だいぶ受け入れられるようになりました。
”男子”がキャッキャしてるのって、見ていて楽しいよね。
……でもやっぱりBLに関しては、受け入れられない部分もあります。
BLに興味があって読んでみたいけど、ハードなのはちょっと…という方に最適なのが、「西洋骨董洋菓子店」。
ハイスペックなのに女好きなのに振られてばかりの橘圭一郎がオーナーの洋菓子店「アンティーク」には、一癖も二癖もある男性が勤めています。橘が高校時代にこっぴどく振ったゲイの小野裕介、元ボクサーで甘党の神田エイジ、橘の家政夫(無能)の小早川千影。
基本的に恋愛感情のないブロマンス的展開ですが、小野は「魔性のゲイ」に成長したため、時折BLっぽい描写も…
でも、全然直接的な表現はないので、BLが苦手な人も安心して読めます。
ほのぼの日常パートだけでなく、橘の子供時代の誘拐事件も絡め、サスペンス的展開も…
ストーリー漫画としても十分楽しめる内容です。