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『ご機嫌な習慣』でご機嫌な家ごもり

手づくりグラノーラは感動的なおいしさ

図書館でぷらぷらしていた時に見つけた本。
落ち着いた色彩ながらもおしゃれな写真に惹かれ、手に取ってみました。
パラパラと数ページ読んでみたところ、読んでいてなんとも心地よい文体。
冊数オーバーになってしまったので、借りようと思っていた本を1冊諦めて、この本を借りました。

著者の松浦弥太郎さんは、2007年~2015年に暮らしの手帖の編集長をされた方だそうです。
ああ、それで…!

松浦弥太郎さん時代の暮らしの手帖は2~3冊しか読んだことはありませんが、子供の頃、暮らしの手帖は愛読書の一つでした。
毎号母が購入するのを、母よりも先に読んでいました。
初代花森安治編集長と、その次の編集長のあたりです。

商品テストが面白くて、将来暮らしの手帖社に入社して、商品テストを手がけることが当時の夢でした。
思えば、私が理系に進むことになったきっかけの一つが暮らしの手帖だったのかもしれません。

花森安治の実用文十訓

花森安治が残した「実用文十訓」というのが紹介されていました。

1.やさしい言葉で書く
2.外来語を避ける
3.目に見えるように表現する
4.短く書く
5.余韻を残す
6.大事なことは繰り返す
7.頭でなく、心に訴える
8.説得しようとしない(理詰めで話をすすめない)
9.自己満足をしない
10.一人のために書く

これは、現在の文章術でもよく言われていることばかりですね。
でも、なかなか実行するのは難しいんですよね。

パソコンを使うようになってから、漢字を多用することが多くなったような気がします。
自動変換をオンにするようにしてからはなおさらです。
漢字が多くなるとどうしてもかたい雰囲気になってしまうんですよね。

短く書く、とか、大事なことは繰り返す、は、練習によって身につきそうですが、目に見えるように表現する、とか、余韻を残す、とか、頭でなく心に訴えるというのはその人のセンスもあるので、一朝一夕には身につきません。

あ、言っているそばから長い文章を書いてしまいました。
及ばずながら、「実用文十訓」を心に留めた文章を書いていこうと思います。

くらしのきほん

今、松浦弥太郎さんは「くらしのきほん」というサイトを運営しているそうです。
暮らしにまつわる知恵と実用を発信するメディアだそうですが、やっぱり暮らしの手帖っぽいような雰囲気ですね。
暮らしの手帖と、上場する前のほぼ日を足して2で割ったような感じ?

読んでみると、美味しい目玉焼きを焼くには卵をザルの上で割って白身に水っぽいところを取り除くとかのワンランク上のレシピがあったり、役に立つ記事があったりと、しばらく楽しめそうです。

さっそくおいしい目玉焼きを作ってみました。

ザルでこすと、水っぽい白身が下に落ちます。
じっくりと焼くと黄身も白身もぷっくりの目玉焼きの完成!

手作りグラノーラ

松浦さんが30年ほど前にアメリカに滞在していた時、友達の家でお母さん特製のグラノーラを食べたそうです。

「お母さん特製のグラノーラ」?
シリアルやドライフルーツをブレンドした物とは違うの?

気になったのでググってみたら、グラノーラも手作りできるんですね。
オートミールや押し麦とナッツ類、糖類、オイルを混ぜてオーブンで焼いてドライフルーツを混ぜて作るのだとか。
おいしそう!

本書の表紙はグラノーラの写真で、それに惹かれて手に取ったのですが、これも手作り?

あまりにもおいしそうなお話だったので、私も作ってみました。

押し麦とオリーブオイル、砕いたナッツをオーブンで焼いて…
ドライフルーツを加えればできあがり!

「アポイントメント・オンリー」の本屋さん

松浦さんは、ニューヨークやサンフランシスコ、パリなどで、まずアポイントメント・オンリーの本屋さんを探すそうです。
その本屋にはちょっとした手土産を持って訪問し、「お探しの本はありますか?」と聞かれると、「ウォーホルの『ゴールドブック』を探しています」と答えるのだとか。

ウォーホルといえば、ネガみたいな色合いのマリリン・モンローのイメージが並んでいるイラストが有名ですが、『ゴールドブック』では、一枚の紙にインクで絵を描き、そのインクがまだ乾かないうちにもう一枚の紙でインクを吸わせるという、染み付き線と呼ばれる手法が用いられた掠れた版画のような線が特徴の絵が収録されているそうで、1冊100万円以上もする本なんだそうです。

「ウォーホルの『ゴールドブック』を探しています」と答えることで、松浦さんが探している本のポイントが分かるので、店主が松浦さんの好きそうな本を選んでくれたり、この辺りで行くべき本屋のリストをくれたり、ディーラーの連絡先を教えてくれたりするのだそうです。

格好いい!
私も将来はこうした本屋巡りをしたいものです。

ところで予約が必要な本屋さん、調べてみると日本にも数軒ありました!
中には入場料が必要な本屋さんも…!

予約が必要な本屋さんは、専門書を扱っているところが多いようですね。
古本屋さんの『なタ書』は、店主のキキさんの人柄が名物のようです。

予約とはちょっと違いますが、入場料1500円が必要な「文喫」は、喫茶室があったり、フリードリンクのコーヒーにもこだわっていて、何より入場料さえ払えば9時から22時まで何時間いてもいいので、本好きにとっては逆にお得かもしれません。

文喫には、お客様の要望を聞いて本を選んでくれる「選書サービス」もあるそうです。
利用してみたい!
そして私も「選書サービス」できるくらいいろんな本を読み込みたい!


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