『ブックレコメンド』次に読むべき本を紹介してくれるサイト
ひとつなぎの読書
『ブックレコメンド』というサイトを見つけました。
「読書好きによる書籍紹介サイト。本を1冊読んだ後、次に読む本を紹介するウェブメディア」だそうです。
例えば、村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』の次に読むと良い本は、ドストエフスキーの『白夜』だそうです。
理由は、短編集『神の子どもたちはみな踊る』の中の一編『かえるくん、東京を救う』で、『かえるくんは、「闇の中でみみずくんと闘いながらドストエフスキーの『白夜』のことをふと思いだしました」と片桐に言』ったからです。
私もこういう読み方、好きですね。
小説をよんで、そこに出てくる別の小説が気になり、数珠繋がりのように次々と別の小説を読んでいく。
時間がたっぷりあった学生時代は、よくこうした読み方をしたものです。
ユヴァル・ノア・ハラリの『ホモ・デウス』の次に読む本は、ダニエル・デネットの『自由は進化する』がお勧めだそうです。
『ホモ・デウス』では、『最近の科学は、「自由意志」を否定する。現代の脳科学では、脳で起こる現象をランダムか決定論であると結論づけ』ているそうですが、『自由は進化する』では、「自由意志はあるのか?」という問いを突き詰めて書かれているそうです。
なるほどー。
これはこの分野の本を読み漁っていなければ、なかなかたどり着けない本ですね。
こういう本を紹介してくれると、幅が広がっていいですね。
紹介されている本は、多岐に渡ります。
今売れている『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』から、ラノベの『君の膵臓をたべたい』、ビジネス書の『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』、ミステリの『そして、誰もいなくなった』、文学作品の『人間失格』、マンガの『聲の形』、SFの『息吹』、シェイクスピアの『オセロー』、古典の『源氏物語』、絵本の『いやいやえん』などなど…
次に読む本も、「なるほどこういう切り口は思いつかなかった」「この本は面白そう」と思うものから、「なんでこれを勧める?」というものまで様々です。
寄稿者募集中
ブックレコメンドでは、寄稿者も募集しています。
課題本を絡めて、3種類6冊を紹介しなければならないので、ちょっとハードルは高いですが、原稿料ももらえます。
ちなみに5月の課題本は次の5冊です。
・コロナの時代の僕ら(パオロ・ジョルダーノ)
・流浪の月(凪良ゆう)
・ケーキの切れない非行少年たち(宮口幸治)
・ポラリスが降り注ぐ夜(李琴峰)
・なぜ女はメルカリに、男はヤフオクに惹かれるのか?~アマゾンに勝つ! 日本企業のすごいマーケティング~(田中道昭、牛窪恵)
『ケーキの切れない非行少年たち』は読んだことがあるのですが、他は未読です。
『ケーキの切れない非行少年たち』は、『やり抜く力 GRIT』とか、教育系、心理学系の本と絡められそうですね。
あと2種類書くとしたら、『コロナの時代の僕ら』はカミュの『ペスト』や、先日書いた『知っているようで知らない免疫の話』などに繋げられそう。
『なぜ女はメルカリに、男はヤフオクに惹かれるのか?~アマゾンに勝つ! 日本企業のすごいマーケティング~』は、神田昌典の著書に関連づけられそう。
意外と書けそうですね。
緊急事態宣言が延長されそうな見通しで、家ごもりも続きそうなので、挑戦してみようかな。
課題本の提案
ところで、課題本の提案も受け付けているそうです。
どういう人が提案するのでしょう?
著者の方?
最近は本の出版も随分身近になって、Kindle本ではありますが、知人が3冊出版して、結構売れているようです。
親しい友人も、処女作を執筆中です。
こういった人たちが提案するのでしょうか?

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