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『メガネと視力のひみつ』近視を治す秘密は?

「適正な視力」というものは奥深い

私の子供はメガネをかけているのですが、春の健康診断で視力が下がっていると指摘されました。
そこで眼科を受診し、メガネの処方箋を書いてもらったのですが、矯正視力が1.5になるよう処方されていることを、メガネ屋のカウンターで初めて聞きました。

以前私が強めの度数でメガネを作ってもらったら、近くを見るときにとても疲れて、結局度数を弱めたメガネを再度作った経験があるので、「ちょっと強すぎじゃない?」「もう一度眼医者に行って測り直してもらう?」と騒いでいたら、メガネ屋さんのお兄さんが非常に詳しい方で、色々と教えてくれました。
お兄さんは立て板に水のように説明してくれたので、理解が追いついていないのですが、概ね次のようです。

1.メガネで矯正しても、必ずしも全員が目指す視力を得られるわけではない…いわゆる弱視の方でしょうか
2.同じ視力1.5でも、矯正が強すぎる人と、適正な人がいる…視力検査での謎の質問、「赤と緑、どちらがよく見えますか?」や、レンズを上から重ねたり、角度を変えたりして「入れる前と後、どちらがよく見えますか?」で、矯正が強すぎないかどうかを見ているようです。

なるほど。
やはり餅は餅屋ですね。

子供は新しいメガネにしたらよく見えるようになったと喜んでいますし、受験勉強で近くばかりを見ていますが、特に目は疲れていないようなので、やはり適正だったのでしょう。
この辺りのことをよく知りたくて、『学研まんがでよくわかるシリーズ159 メガネと視力のひみつ』を読んでみました。
…が、初めてメガネをかける小学生向けの内容で、全体として「目が悪くなったら、メガネをかけてみたら? メガネも格好いいよ!」という内容でした。

そりゃあそうだ。小学生向けだから、それほど詳しく書いてあるわけはないですね。
でも、こうした子供向けの本って、科学的なエビデンスのあることしか書かれていないので、大人向けの「◯◯するだけで簡単に××」系の本と違って、信頼できるんですよね。

近視や遠視についてもかなり分かりやすく説明されています。
眼科での検査器具もマンガで描かれているので、初めて眼科にかかる子供も、戸惑わないのではないでしょうか。

近視を治すことはできない

今の医学では、一度近視になったものを完全にもとの状態にもどすことはできません。

本書ではこうはっきりと書かれていますが、巷には「近視を治す方法」って、色々ありますよね。
子供の同級生が2週間、お風呂上がりに目を温めていたら視力が良くなったという話を聞きましたし、私自身も「眼ヨガ」を体験した時に、視力が上がりました。

「今の医学」では、一度近視になったものを「完全に」もとの状態にもどすことはできません。
うがった見方をすると、かなり気を使った書き方をしていますよね。

逆に考えると、「医学的でない方法」で、「ある程度」視力を回復することならできる?
それは多分、目を温めたり、眼ヨガをしたりして改善するもの。
つまり、血流を良くすれば、少しは改善するってことかもしれませんね。
ただ、それは血流が良くなっている間の一時的なものであり、医学的に証明されたものではないということを、肝に命じておこうと思います。

また、「眼に良い」とされている食べ物についても、注意深い記述がされていました。

帰宅したらメガネを洗おう!

私が初めてメガネを買った時、台所用洗剤で洗うように言われました。
しかしその後ネットなどで見ると、石鹸で洗うとコーティングが剥がれるという記事を読みました。
我が家の台所用洗剤は、合成洗剤ではなく、石鹸成分です。
そういえば私の初めてのメガネのレンズは、ガラス製でした。
素材が変わっているのに、手入れが同じわけはありませんよね。

推奨されるメガネの洗い方は、次の通りです。

1.まず、メガネを流水で洗います。
2.メガネクリーナーを吹き付け、鼻側からつる側へ、メガネふきで拭きあげます。

鼻側からつる側、というのも何か意味があるんでしょうね。
つる側から鼻側よりも明らかに拭きやすいというのもあるでしょうし、縦に拭くと歪みやすいような気もします。

メガネは日常すぎて特に何も考えることなく毎日使っていましたが、「洗い方」のようななんとなく行なっているお手入れの見直しとか、メガネの歴史や豆知識が書いてあって、なかなかタメになりました。

久しぶりにこの手の学習マンガを読みましたが、手軽にエビデンスのある情報を得られるので、これからもちょくちょく読むかもしれません。