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進撃の巨人 第129話『懐古』あらすじと未解明の謎・伏線・考察【ネタバレ注意】

壁の巨人の歩く速度は時速50km、オディハまでの距離は2100km

「ライナー死なない問題」なんて言われてますけど、今回もライナーは死にませんでしたね。
雷槍でボロボロなんですけどね。
諌山先生はライナーが大好きだそうですけど、うん、確かに愛情は伝わってきますね…
むしろ気の毒になってくるくらい…

ところで今回のタイトルは『懐古』ですが、そんなに「懐古」していたかなあ?
今回のタイトルの意味がちょっと分からないのですが、お分かりの方はコメントに書き込んでいただけると嬉しいです。

進撃の巨人 第129話『懐古』あらすじ

飛空艇を飛ばすには、アズマビトの整備士をもってしても、半日が必要。
その間にエレン達は上陸地点から600kmを地ならししてしまう。
そもそも四面楚歌の状況で、イェーガー派から半日飛空艇を守ることは不可能。

こうした絶望的な状況で、キヨミが提案をします。
船で飛行艇を牽引して、大陸にあるアズマビト所有の格納庫へ行き、そこで整備をしては、と。

キヨミやアズマビト達は船に走り、ライナーとアニは彼らを守りますが、雷槍のダメージにより追い詰められます。
ファルコも巨人になり、総力を挙げてイェーガー派から船を守ろうとする中、フロックが1人抜け出し、船に雷槍を打ち込もうとしますが、ガビに撃ち落とされます。
船が出航する中、マガト元帥は残り、増援の列車を脱線させたキースとともに、イェーガー派の手に渡らぬようマーレから鹵獲した巡洋艦を爆破させるのでした。

マガト元帥の愛情

知性巨人になってから初めての巨人化で自分を制御できないファルコを、マガト元帥は刃で切り出します。
その手つきは今まで切り出してきた誰よりも丁寧で優しく、傷一つつけないものでした。
アルミンでさえ、エレンの腕を切り落とす勢いで刺したものですが。

あの子達がただ普通に生きることができたら
俺は…どんなに嬉しかったか

「あの子達」の中にジークもちゃんと含まれていましたが、彼は今、どこで何をしているのでしょうね?

トルコ帽の少年の生死は?

飛空艇を整備して飛べるようにするまで最低でも半日かかる、つまりエレンの上陸地点から600kmの範囲が地ならしされてしまうと知った時、ジャンの脳裏に浮かんだのは、レベリオで共に飲み交わしたトルコ帽をかぶった少年達でした。

この少年は、エレンの走馬灯にも現れています。
彼らと飲み交わす前、エレンは彼らのキャンプを前に涙を流していました。
私はその涙を、この後キャンプが反エルディア人勢力に襲撃され、少年が命を落とすことになる未来が見えたからだと考察しました。
その事件が、エレンを地ならしに駆り立てたとも。

しかしジャンは、共に飲み、共に笑う少年を思い起こしています。
彼が死んでしまっているのなら、あのような形でジャンの回想には出てこないでしょう。
となると、少年はまだ生きていることになります。

では、エレンの涙の理由は?
もしかしたらエレンはあの時、自分自身が引き起こした地ならしにより、少年とその家族、同胞を全て殺してしまう未来を見ていたのでしょうか?

もしそうだとすれば、エレンは「予定されている未来を実現するために行動している」ことになりますが、自由を何よりも重視するエレンが、未来に従うなんて考えにくいですし、ちょっとここは分かりませんね。

壁の巨人の歩く速度と大陸の広さをガチで計算してみた

…半日もあれば
巨人が上陸した海岸からおよそ600kmは…被害に…
全ての大陸を踏み潰すまでには4日…かかるだろう

半日で600km。
4日で全大陸踏破。

単純計算で大陸の端から端までの距離は600km×2×4日=4800kmとなります。
長さがイメージできませんが、例えばオーストラリア大陸を横断するインディアンパシフィックが全長3961kmです。
オーストラリア大陸より若干広い大陸が全世界…
ちょっと世界が狭すぎないでしょうか?

「半日」の定義を見直してみましょう。
飛行艇の整備にかかる時間について、アズマビトの整備士は「整備工程に1日、十分な設備があれば半日で飛ばせられる」と語りました。
この文脈では、1日=24時間、半日=12時間を表していないことは明らかです。
一般的な労働時間を8時間として、1日=8時間、半日=4時間として計算し直してみますと、14,400kmになります。

最初の計算よりずいぶん世界は広くなりましたが、赤道の長さが約4万kmですので、『進撃の巨人』の世界は、地球よりずっと狭い世界のようです。

ところで、 第126話『矜持』で壁の巨人の歩く速さを計算しましたが、そこで導かれた速度と、今回の情報から導かれる速度を比較してみましょう。
私の計算では、壁の巨人の歩く速度は時速40kmでした。
一方、今回の情報をもとに計算してみますと、「半日で600kmを踏破」で、半日=4時間とすると、600km/4h=150km/hとなります。

速度については、ハンジさんの「馬の駆け足よりも早いくらいだった」発言もあります。
JRAによれば、かけあし(駈歩)はクロスカントリーで550m/分、つまり33km/hです。

う~~~ん、計算が合わない!

では、「半日」の定義が人によって違っていたら?
私たちも「半日仕事だ」というときと、「豆を半日水に浸ける」という時の「半日」はイコールではないので、発言者によって半日の定義が異なる、と仮定すればつじつまは合う…のか?

アズマビトの整備士の「半日」=4時間
ハンジさんの「半日」=12時間
と定義すると、大陸の端から端までは「半日=4時間」を採用して14,400km、壁の巨人の歩く速度は「半日=12時間」を採用して50km/h。
これならば世界の広さも許容範囲内ですし、地ならしの速度も「馬の駆け足よりも早いくらい」でつじつまが合います。

さらに、オディハまでの距離を計算してみましょう。
『進撃の巨人「地ならし」の威力を計算してみた』で考察したように、ウォール・マリアの半径は約240kmです。

高さ50mから見渡せる距離は、Ke!san によれば約27kmです。
壁内人類は海を知らないので、ウォール・マリアから海までの距離は27km以上となります。
となると、パラディ島の短辺は、最短約300km。
地図上の矢印の先までは、短辺の約7倍でしたので、300km×7=2100km

次に船の速度ですが、大西洋を最速で横断した船舶に与えられる賞である「ブルーリボン賞」を受賞した船の速度を見てみますと、最高速度は「キャットリンク5」の41.3ノット(約77km/h)です。
飛空艇を牽引しているため速度はもう少し遅い55km/hとすると、オディハまでは2100km/55km/h=38h
38時間かかります。

地ならしの速度は50km/hですので、38時間で50km×38h=1900km進みます。
この時点でオディハまで200kmの地点に迫っていることになります。
200kmを踏破するのにかかる時間は、200km/50km/h=4h
つまり4時間。
おおっ、キヨミ様が「半日もつかは…賭けになります」とも合致しますね!

結論
壁の巨人の歩く速度は時速50km
オディハまでの距離は2100km
オディハ到着は38時間後
大陸の端から端までの距離は14,400km


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