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『寄生獣リバーシ』を読んだ感想

物足りない⇒結構おもしろいかも

名作『寄生獣』のスピンオフ作品です。

あらすじ

高校生大量バラバラ殺人を捜査する深見は、第一発見者の高校生・タツキの冷静さに、違和感を覚えます。
タツキは友人が殺された直後でも妙に落ち着いていて表情もほとんど変化せず、刑事に犯人と疑われていますが、「俺が絶対にアイツを許さない」と殺人犯への復讐を誓っている節があります。
実はタツキは『寄生獣』本編で人間でありながらパラサイトに肩入れする市長・広川の息子でした。

感想

1巻はストーリー展開が遅く、もっさりした印象でしたが、終盤で「田宮良子」が「後藤」を作る実験を示唆しているあたりから面白くなってきました。
後の殺人鬼「A」や「島田秀雄」など、最初期で消えたキャラクターも出てきて、『寄生獣』ファンにはたまりませんね。

シンイチ・ミギーのようにどんどん孤独に、哲学的な戦いに進むのではなく、あくまで群像劇的な話の運びも一般人的で良いと思います。

『寄生獣』本編のように環境問題や、人間と人間を捕食する側の境界の揺らぎなど、重厚なテーマはありませんが、スピンオフなのでこのくらいでちょうどいいのかも。

やっぱり名作です。


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