『やめてみた』実際にやめてみた感想
やめるほど豊かになる不思議
実際に作者が体験したことを描いているコミックエッセイって、その人の体験を追体験できて参考になります。
やめたもの、やめたいけどやめられないもの、やめたけど結局元に戻ったもの、どうしてもやめるのが無理なもの、やめるという発想がなかったもの。
私にも様々ありますが、一つ一つの習慣を改めて見つめることで、本当に自分に必要なものが分かってきます。
炊飯器をやめてみた
炊飯器をやめてみた人って、意外と多いです。
ズボラ料理研究家の奥薗壽子さんも、炊飯器をやめたと著書で読んだことがあります。
私も一回チャレンジしたことがあります。
思ったよりも火加減は難しくなく、うまく炊けたのですが、フルタイムで働いている身にはタイマーが便利すぎて、私には炊飯器を止めるのは無理だなーと思いました。
ぽんさんは土鍋炊飯のおいしさに注目していますが、私にとって土鍋炊飯の利点は、味よりも何よりも洗い物が簡単なことです。
我が家では夫がご飯の味にこだわりがあり、お高い炊飯器を購入していますが、お高い炊飯器って、何であんなにフタの形状が複雑なんでしょう。
我が家のお高い炊飯器は2代目なのですが、2代ともフタの形状が非常に複雑で、洗うのが大変。
細かいところに汚れが入り込んでいて、たまーに気が向いたときに爪楊枝などで汚れをほじくり出すと、てきめんに味が変わります。
こんなに味が変わるのなら、安い炊飯器でもいいんじゃないかと思うほど。
この炊飯器を設計した人って、絶対家ではご飯炊いたり、ましてやお釜や蓋を洗ったりしない人なんだろうなーと思います。
TVをやめてみた
我が家は今年、TVを捨てました。
ある日TVをつけたらプツッと音がして映らなくなったので、処分しました。
ちょうど子供が受験生なのでTVはなくてもいいかなと思って、購入はしませんでした。
もともとそれほどTVを見る家でもなかったので、最初はちょっと寂しかったですが、今では全く支障がありません。
もっとも、TVを見なくなった代わりにYouTubeを見ているので、映像の視聴時間的には変化なしなんですけどね…
ところで、ぽんさん宅のようにTVを一日中つけっぱなしにしている家庭ってよくありますが、私は逆にそちらの方が無理です。
読書が趣味なので、いらない音があると気が散るのです。
TV付けっ放しは個人の習慣なのでどうこう言うつもりはないのですが、これはちょっとなーと思うことが、最近ありました。
コロナ禍で私の勤務する会社も基本在宅勤務になり、会議は全てzoomになりました。
今まで50人くらいの人と会議したのですが、その中で一人、TVの音が聞こえる人がいるんです。
家族が見ているのか、癖で付けっ放しにしているのか分かりませんが、会議に参加するときくらい消せばいいのに、と思います。
お局様なので誰も注意しませんけどね。
注意されないのも逆に怖いなーと思います。
タバコをやめてみた
おまけコラムで、ぽんさんはマンガ家になるために願掛けでタバコをやめて今に至っているという話がありました。
「願いを叶えるために、自分が一番やめたいことをやめて祈るべし」ということなのですが、今我が家には受験生がいるんですよね…
私も今一番やめたいネットサーフィンをやめて、合格を祈願しようかしら…
うん、そうしよう。
ここで宣言します。
私、ネットサーフィンをやめます!
キッチンマットをやめてみた
「実はこんなものもやめました」と、さらっと描いてあった中の一つに、キッチンマットが挙げられていました。
キッチンマットは、私も止めようかなーと迷っているアイテムの一つです。
毎日足で踏んでいるので、普通の洗濯物と一緒に洗濯するのも気がひけるので、別に洗濯しなければなりませんし、洗濯した時に洗濯ネットに野菜クズなんかが溜まるのもイヤ。
なのでキッチンマットをやめたい気持ちがあるのですが、キッチンマットを敷いていない実家の床が油で汚れているのを見ると、踏ん切りがつきません…
メイクをやめてみた
私は化粧が下手で、かえって老けて見えるので、外回りの仕事があるとき以外は化粧をしていません。
普段は眉を描いて、口紅を塗って終わりです。
そのせいか、肌が綺麗とは言われます。
そんな私なので、本書でフェイスパウダーが無色だと知って、驚きました。
え~、フェイスパウダーって大きな丸い容器に入った肌色の粉粉した固まっていないファンデーションみたいなやつじゃないの?
ググってみたら、やはりそれがフェイスパウダーでした。
無色のもあって、ぽんさんは無色のを使っていたのですね。
ぽんさんはファンデーションをやめてフェイスパウダーだけに変えたところ、肌の調子が良くなった様子。
化粧をして肌を荒らして、化粧で隠さなければならない悪循環って、ほんと何なんでしょうね?
お酒をやめてみた
ビールと思って飲んでいたものがノンアルコールビールテイスト飲料であったことに気づき、「シュワシュワした飲み物で”カンパーイ!”と労をねぎらう飲み物」であればビールでなくてもよかったことに気づいたぽんさん。
晩酌を炭酸水に変えたそうです。
私の場合は、妊娠・授乳期間中禁酒したら、すっかりお酒に弱くなりました。
飲みたい気持ちはあるのですが、ほんの少し飲んだだけで酔ってしまい、気持ち悪くなってしまう始末。
あー、お酒はやめるつもりはなかったのにー!
昔のように美味しいお酒をガブガブ飲みたい!
捨てて豊かになる生活
スマートフォンやモヤモヤする人間関係、思い込みなどもやめたぽんさん、エピローグからは自分軸で生活を楽しんでいる様子が伺えます。
本書を読みながら振り返ってみると、私も結構色々やめてみたなあと感慨深いです。
断捨離もそうですが、手放せば手放すほど心が軽くなるのはどうしてでしょう?
一つ手放すごとに、いかに今まで自分が物や習慣・思い込みに囚われていたかを思い知ります。
続編では、ボディーソープやサンダル、アイロン、友達作りなどもやめてみた様子のぽんさん。
続編も読んでみたいと思います。
リクエスト受付中です!
記事下のコメント、お問い合わせフォーム、ツイッターのDMなどで、お気軽にご連絡ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません