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『アンサングシンデレラ』ドラマ化! あらすじとネタバレ

国家資格が必要な仕事は、国家資格を必要とする意味がある

石原さとみさん、田中圭さん主演のドラマ『アンサング・シンデレラ』が始まりましたね。
マンガが無料配信されていたので、読んでみました。

『アンサングシンデレラ』は、病院に勤務する薬剤師 葵みどりが主人公の、医療系マンガです。
葵は、「実は薬剤師って要らないのでは?」という疑問を胸に、病院で働いています。
処方せん中に疑わしい点(疑義)があって医師に確認すると疎まれ、患者には薬を出す窓口にしか思われていない現実。
しかし、疎まれても一人一人の患者と真摯に向き合うことで、薬剤師の意義を見出していくというストーリーです。

最初はぎこちない関係の先輩 瀬野章吾との関係が徐々に変化していくところが見どころです。

タイトルの意味は?

アンサング(unsung)とは、「讃えられない」の意味です。 
unsung heroは「縁の下の力持ち」。
unsung Cinderellaというタイトルは、今は報われることが少なくても、やがて強く美しく開花するヒロインの成長を予言しているように思えます。

薬剤師という仕事

私の親友は薬剤師で、仕事内容については聞いてはいたのですが、正直私も「薬をくれる窓口の人」くらいにしか思っていませんでした。
なんなら、医者に言った症状をもう一度薬剤師に言うのが面倒くさい、とさえ思っていました。

ところがとんでもない!
『アンサングシンデレラ』を読んで、薬剤師に対する認識を改めました。
親友よ、ごめん。私は何にもわかっていなかったね。

さっきも書きましたが、処方せん中に疑わしい点(疑義)があるときに医師に確認する「疑義照会」。
何と全国で毎日6万枚も行われていて、その70%、4万2千枚は処方変更になっているとか!
これだけのミスがあるなんて、背筋が寒くなります。
命に関わることですから、二重チェックという意味で、薬剤師による確認はどうしても必要なのですね。
私がこうした経験がないのは、まだ若くて健康で持病がなく、常用薬がないから薬の飲み合わせなどに気を使わなくて良いからだったのでしょう。
私の両親も含め、多くのお年寄りは何種類もの薬を毎食後に飲んでいます。
薬は、劇的な効果があるから薬として認定されているのです。
専門家にしっかりと管理してもらわないと、命に関わりますね。

マンガで学ぶお役立ち情報

蜂に刺されたアナフィラキシーショックの時に、血圧の薬を飲んでいたら血圧を上げるアドレナリンが効きにくいから危ないとか、喘息の薬の「テオドール」は喫煙によって処方量が変わるので喫煙量が変わったら申請した方が良いとか、知っていると役にたつかもしれない知識も得られます。

子供のお薬の話で、「クラリスロマイシン」はオレンジジュースやヨーグルトと混ぜないで飲ませてください、と言う話は、確かに薬剤師さんから聞いた覚えがあります。
この薬は確かに子供は不味がって飲まなかった!
チョコアイスに混ぜると良いそうですが、こう言った情報はもっともっと広まってほしいものです。
ちなみに私が小さいころは、子供の薬はまっずいイチゴ味の水薬一択で、おかげでいまだに私は安いイチゴ味のお菓子が苦手です…

マンガでは生理痛対策で、低容量ピルを飲む話がありますが、これぜひドラマでもやってほしい…
生活に支障が出るレベルの月経痛がある人もいることや、治療としてのピルの使い方もあること、もっと広く知られてほしいです。
口に出して言いにくいことだからこそ、男性も見るドラマで伝えてほしい!

キャスト
葵みどり 石原さとみ
瀬野章吾 田中 圭
相原くるみ  西野七瀬
小野塚 綾 成田 凌
刈谷奈緒子  桜井ユキ
羽倉龍之介  井之脇 海
工藤虹子 金澤美穂


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