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ダムをつくったお父さんたち

ダムマニアになってしまいそうな絵本

1988年10月1刷、2018年6月5刷。
それほど多くは売れないけれども、継続してじわじわ売れている様子が伺えます。
それもそのはず。
子供向けの本とは思えないほどの専門的な内容の絵本なのです。
ダムマニアのお父さんが子供に買い与えているんだろうな〜と、ほっこりします。
私はダムマニアではないのですが、この本を読むと、ダムを見に行きたくなります。

インドネシアのチラタ発電所の建設の様子が描かれていますが、
まず場所を選定し
ダムの設計会議を開き
山を切り開いて大きなトラックが通れる道路を作り
作業者用集落を作り
仮排水トンネルを掘って川の水の流れを変え
水が流れなくなった谷の岩を硬い岩盤が現れるまで砕いて取り除き
硬い岩盤に基礎を作り
巨大な三角山を築きコンクリートで固めてダムにし
山の真ん中をくりぬいて発電機を取り付け
変電所や送電線も建設し
仮排水トンネルを閉めて
いよいよ川の水を流してダムが完成するところまで丁寧に描かれています。

特に、川底のかたい岩盤のくだりは、「ぞうきんでふくようにして、どろや すなを とりのぞく」と、いかに丁寧に工事をしているのかが窺える、愛情あふれる文章です。

ブラタモリで黒部ダムが大好きになった7歳の甥っ子にプレゼントしたのですが、食い入るように読んでいました。


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