進撃の巨人第135話『天と地の戦い』考察【ネタバレ注意】
エレンはユミルとの対決を狙っている
豚を逃したのは奴隷ユミル
今まで、始祖ユミルは豚を逃した濡れ衣を着せられていたとばかり思っていましたが、なんと、ユミルが真犯人であることが明らかになりました。
ユミルは通常、虚ろな目をしていますが、この時は瞳に光があり、目に意志が宿っていました。
つまり、自分の意思で、豚を逃したということ。
さらに、始祖ユミルの瞳に光が灯ったのは、わずか2回。
エレンが背後から抱きしめ、「待っていたんだろ ずっと 二千年前から 誰かを」と言った時と、今回の豚を逃した時のみです。
それ以外のシーンでは、豚を逃す前も、木のウロの水たまりに落ちた時も、巨人化能力を得た後も、座標の空間でも、目は虚ろで、奴隷の目をしています。
ユミルがなぜ豚を逃したのかは分かりませんが、「支配され、利用されるもの」として豚に共感と憐憫の情を抱き、自由を与えたのかもしれません。
もしそうだとすると、その代償はあまりにも大きい。
豚を逃した罪により、ユミルは自由を与えられ、狐狩りのように追われ、水に落ち、巨人化能力を得ました。
その能力により生きながらえたものの、結局は奴隷同様の扱いを受け、ユミルの民は能力により繁栄の末、弾圧され、地鳴らしの発動に至るー
自由の代償はあまりにも大きいですね。
残された爆薬
ピークはエレンを倒すため、躊躇なく首に巻きつけ、起爆装置を起動させようとしましたが、戦鎚の巨人に阻まれました。
しかし、爆薬は首に巻かれたままですし、ぶら下がった起爆装置の描写もあるため、今後、誰かが起動させそうな気がしますね。
ピークの生死は不明ですが、うなじは貫かれていないため、怪我は負っているものの動けるでしょう。
思わぬタイミングで出てきそうな気もします。
涙を流すベルトルト
ユミルにより生成された、歴代の9つの巨人たち。
ベルトルトの超大型巨人も現れ、ライナーに襲い掛かりますが、生成される前に、意識を失ったアルミンの前に、涙を流しながら現れます。
ピークは、生成された巨人たちに意識があるかどうかわからないと言いますが、もしかしたら意思はあるかもしれませんね。
抑え込まれている意思が解放されれば、一気に味方になる可能性もあります。
今後の展開予想
ずっとエレンが何を考えているのか分かりませんでしたが、ようやく方向性が見えてきたように思えます。
エレンはやはり、世界を滅ぼそうとは考えていない。
少なくとも、仲間を守るためだけの理由で、地鳴らしを起こしたわけではない。
そんな気がします。
エレンは、ユミルを、もしくはユミルを操っている寄生生物を倒したいのではないでしょうか?
そのために、彼らの望む通りに行動し、座標の空間にたどり着いた。
あとはその空間で、ユミルを倒すだけ。
でも、逆に操られてしまい、虚ろな目をした子供エレンの姿になっている。
そう考えます。
次回のお話では、エレンの内面がじっくりと描かれるのではないでしょうか?
なぜ、こんな暴挙を起こすに至ったのか、どういう葛藤があったのか。
嫌われ者だったガビが何やかんやあって、ものすごくいいキャラになったように、エレンも最後の最後に、役回りの大転換があるのではないかと予想しています。
リクエスト受付中です!
記事下のコメント、お問い合わせフォーム、ツイッターのDMなどで、お気軽にご連絡ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません